横浜にある小さな賃貸事務所。ここは、フレッシュリーグに所属する『横浜ユナイテッドFC』の事務所。皆、頭を抱えていた。
オーナー「もう、このチームはダメか・・・」
秘書「オファーは200人以上に出しました。『下手な鉄砲数打ちゃ当たる』と言いますが・・・」
オーナー「下手な鉄砲数打って、全部外したわけだ・・・む?彼は一体?」
秘書「ああ、彼は選手としての実績もなく、全く未知の方でしたのでオファーしておりません。」
オーナー「何を言ってるんだ!彼にかけるしかない!直ぐに彼にオファーを出せ!!」
秘書「は、はい。」
「ここがクラブ事務所・・・」
僕は、スーパーキノピオ。横浜ユナイテッドというクラブからオファーを受け、久しぶりに横浜に帰ってきた。*1
拠点は、チーム名の通り横浜。
早速クラブハウスに案内された。タクシーでだが・・・
コーチからも、力強い言葉が!
コーチ「明後日には、東島ビクトリーとの練習試合があります。それまでに、選手の名前、背番号位は覚えてくださいね。」
え?明後日??驚きが隠せないが、決まってしまったものは仕方ない。
ひとまず、選手に挨拶だ!
コーチ「皆!今日からこの横浜ユナイテッドFCを率いる、スーパーキノピオ監督だ。監督、なにか一言。」
「えー、この横浜ユナイテッドを『勝てるチーム』にする。そのために、私は全力を尽くす。常に全力で戦うチームを目指す。以上!」
『明後日』はすぐにやってきた。
力の差を見せつけられ完敗・・・
1人だけと、想が薄かったMFにはじくまるを補強。名前のとおり横浜の『軸』となってくれるか。大阪の中堅高校でレギュラーだったものの、プロからのオファーはなく、卒業後には育成に定評のある、ドイツ・フライブルクにサッカー留学。さらにイングランド・プレミアリーグのチームのトレーニングにも2週間参加。プロになりたいという強い意志のある選手と、中盤の選手を欲していた横浜の思惑は見事に一致。
親善試合では、前半はリードを許す。
赤石ミラクル 横浜ユナイテッドFC戦 前半25分 得点:やまうち アシスト:とねがわ
しかし、後半は逆転に成功!!
しかし、開幕戦直前の練習試合では敗戦。不安が頭をよぎるまま開幕戦を迎えることになった。
01シーズン 横浜ユナイテッドFC 登録選手
1 しょうぶ
21 たてやま
2 みながわ
3 あわじ
4 うめみや
5 よどがわ
13 ひろせ
14 うえの
6 あおやなぎ
8 いしの
15 にしき
16 きみしま
17 じくまる
18 あさだ
・フォワード
11 はぎわら
20 こやま
*1:全て架空の設定です。