※今回は、特別編のため、従来の『スーパーキノピオ監督』目線でなく、『横浜新聞』という、劇中の架空の新聞社の特集記事という設定です。
今シーズン、万年下位だった横浜ユナイテッドは、スーパーキノピオ監督のもと、リーグ4位につける好成績を残した。その立役者となった選手達に本誌はインタビューを行った。今回は、ディフェンダーでありながら、チーム最多の5得点を記録した、かな選手へのインタビューを掲載する。
―1年間、お疲れ様でした。
ありがとうございます。
―ディフェンスでの高さを買われながらも、高さを得点方面で生かすため、3トップの中心という位置でプレーしたことも多かったですが、最初は戸惑いましたか?
監督からは、『いざというときには前でプレーしてもらうことになる』とは言っていましたけど、頭から前の方で起用されることも多かったですからね。シュートの練習もやるように言われたのは驚きました。
―今シーズンは、高さを生かしての落としで得点をアシストしたこともありました。さらには、ディフェンスラインを抜け出して点を決めたり、やはり前線でのプレー経験と特訓はプレーの幅を広げましたか?
はい、これまでは遠くに飛ばすだけだった頭でのクリアも、ほかの選手に繋げたりということができるようになりました。監督は、『来年は、フォワードで(選手)登録するか?それか(背番号)9とか(笑)』と冗談を言ってました。(苦笑)
―来シーズンは、フォワードでの定位置獲得ということもあり得ると言われていますが。
定位置を取れるのはうれしいですが、やはりディフェンスで勝負したいのはありますよね。ディフェンダーですから。
―最後に、来季の抱負を語ってください。
なにより、来季はディフェンスでの定位置獲得です。高さを生かしての守備を買われて移籍したのですから、期待されていることをやっていきたいです。